住む人から理想の家を引き出す「訊く」技術とは?
「訊く」とは、
「聞く」や「聴く」とどう違うのでしょう?
「訊く」が違うのは、
相手の話しをただ受動的に「きく」のではなく、
相手に質問して積極的に「きく」ことです。
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でも、これだけでは、
単なる質問のヒアリングと変わりません。
例えば、
家づくりの相談といえば、
「どんな暮らしをしたいのか?」
「どんなライフスタイルか?」
「どんなデザインが好きか?」
「どんな間取りにしたいのか?」
「将来の予定は?」
などなど、通り一遍の質問をします。
しかし、
このような表面的な質問から家づくりを考えるのでは、
「こんなはずじゃなかった」
「住んでから気づいた」
「もう一度建てたい」
という残念な家になる例が多くなるのは仕方がありません。
本当に大切なのは、その家で、
「どんな価値を手にしたいのか?」
「どんな人生を過ごしたいのか?」
「どんな夢を叶えたいのか?」
という住む人の『価値観』、『自分軸』。
これを引き出す「訊く」とは、家づくりの希望や条件を
「住む人から聞き出す質問」
ではなく、価値観や自分軸を
「住む人に気づいてもらう質問」
をする『技術』が必要です。
なぜわざわざ『 』をつけるかというと、
これはきちんと体系になったコミュニケーション技術だからです。
住む人の「理想の家」を実現してあげるのには、この
『「訊く」コミュニケーション技術』を持つ必要があるのです。
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