ミラーリングとは、相手と自分が鏡に映っているように振る舞うこと、相手の身振りや動作を合わせる方法です。
主には、姿勢や座り方、見振り・手振り、態度や表情、しぐさなどを合せることです。
具体的には、
相手が腕組みをしたら、自分も腕組みをする。
相手が足を組んだら、自分も足を組む。
相手がコーヒーカップを持ったら、自分も持つ。
などです。
ミラーリングを行うころで、
相手は無意識にあなたを自分と似た存在であると感じさせたり
相手の警戒心を解いて、好意や安心感を感じさせる期待が持てます。
ただし、相手とまったく同じタイミングで同じ動作を行ったり
合わせ過ぎると相手に違和感を与え、逆に警戒心を抱かせてしまうので注意が必要です。
相手がコーヒーカップを手にしたら、自分は少し遅れてコーヒーカップを取ってみる。
相手が話しながら手でジェスチャーをしていたら、自分も手を少し動かしてみる。
ミラーリングは相手とラポールを築くために行うものですので、
ラポールを築くためには、同時にペーシングやオウム返しを使っていくのも良いと思います。
相手に対してミラーリングを意識しずぎると、
きちんとマネをすることに集中してしまいがちですが、
ミラーリングにばかり集中のではなく、
相手の話をよく聞く(聴く)
相手の状態をよく観察する
相手を理解したいという思いで相手に合わせる
そういった態度・姿勢が大切ですね。